天春 秀樹

オーダースーツ・スタイリスト

天春秀樹

銀座英國屋から一度出て、戻ってきました。

私は、銀座英國屋にオーダースーツ・スタイリストとして新卒で入社し18年ほど勤めた後、イージーオーダースーツの販売スタッフに転職しました。

銀座英國屋から転職した理由は、当時、バブル崩壊により「この先、大丈夫だろうか?」という会社の未来に不安を抱いたためです。

転職先のイージーオーダースーツの販売スタッフとしては、会社から評価いただき、とても充実した日々でした。

しかし、ふたたび銀座英國屋に戻ってきたのは、イージーオーダースーツの業態が販売スタッフへの体力的な負担がとても大きく、長く勤め続けること不安を感じたためです。

連休も取得できる。

一般的に、アパレル業界では店舗運営人数が最小限となっており、イージーオーダースーツ業界でも最小人数での店舗運営が多い状況です。
この結果、有給の消化はおろか、公休を規定通りに取得すること自体が難しく、店舗スタッフだけではなく、本社スタッフも同じ状況でした。

銀座英國屋のように「7連休の取得が可能」というのは考えられません。

立ちっ放しは無い

銀座英國屋では、全店舗でバックヤードが整備されており、交代で休むことが出来ます。

本社・経営陣にモノを言える雰囲気はある。

銀座英國屋に戻ってきて、前職(アパレル業界・上場企業)と比較すると、就業環境が整備されている事、また本社・経営陣にモノを言える雰囲気がある事を実感しました。

お客様に寄り添える接客

前職では、ご新規のお客様でも20~30分程度であり、まして顧客様であれば、改めての採寸も不要なため、接客時間も短くなります。
これは販売単価の低さゆえ、数多く稼ぐことが求められていて、なるべく早く切り上げようという意識を持って接客をしなければならないからです。

一方銀座英國屋では、接客時間が1時間を超えることが、よくあります。
会話に時間を割くことで仕事やプライベートのお話を伺いながら、お客様との距離を縮め、信頼をいただくためです。

信頼を得ることが、その後もお客様がご来店してくれることに通じるのです。

リピートいただくことが、仕事

私が大切にしていることは、お客様にリピートをしていただく事です。

「君のお店がなくなったら、他には行けないよ」とよくおっしゃっていただけますが、それが私の仕事のやりがいです。

接客の喜びを分かち合える仲間と、一緒に仕事をしたい。

銀座英國屋では、一顧客一担当制が基本ですが、担当者が休みなどで不在の場合は、他の同僚スタイリストが対応します。お互いがカバーし合うことで、結果、お客様に居心地の良い空間をご提供することになるからです。

チームワークを大事にして喜びを分ちあえる仲間と働きたいです。

中途採用で入って来られる方へのアドバイス

一般的に、販売・営業で成功する人は「話すことが上手い人」と認識されているようですが、弊社で求めているのは「上手に話を引き出せる人」です。

会話はキャッチボールです。お客様のお話をしっかりと受け止め、その内容を咀嚼し、またこちら側からお客様にボールを返すイメージの繰返しです。

弊社のお客様には経営者や、高い地位にある方が多くいらっしゃいます。突然の唐突な、しかも矢継ぎ早の質問は大変に失礼となります。まずはお客様のお言葉に上手に相槌を打ちながら、会話を進めることがとても大切です。